子どもと岡山と

岡山に来て経験したこと。誰かの役に立ったらいいな。

泥リンピックで絶滅危惧種のタガメに出会った話。

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そろそろ田植えの季節。

田植えの前の田んぼでは、土と水をかき混ぜます。

土を柔らかくしたり、酸素を土の中に入れてあげるためです。

 

岡山にある五城では

泥リンピック

を開催して、このかき混ぜ作業に貢献しています。

 

今年で3回目になる(はずの)泥リンピック。

記念すべき第1回目に参加したので、その時の様子をお伝えしていきたいと思います。

 

泥リンピックとは

田んぼの泥とオリンピックを掛け合わせた造語なのでしょうか?

田植え前のドロドロの田んぼで運動会をします。

 

こちらは去年の第2回目のお知らせですが、参考までに。

五城どろりんピック開催のお知らせ | 母谷区自治会 HOUDANI-KU Residents' Association

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五城 泥リンピック 令和元年

 

五城の場所

こちらです。

 

岡山駅から北へ車で25kmほど、40分ほど行ったところです。

田んぼが広がっています。

 

競技種目

第1回目の種目で覚えている限りですが、こんな感じ。

 

大人

  • ビーチバレー
  • 玉入れ
  • 綱引き
  • ビーチフラッグ
  • ムカデ競争

 

上のチラシは第2回目のお知らせなので、若干変わっています。

結構いろんな競技に参加したのですが、私的に一番楽しかったのが玉入れ。

 

籠を付けている棒が高すぎてヤバい!

本気で投げても届きもしない。

入るどころか当たりもしない。

笑えました。

 

子ども

子どもが参加できる種目は少なかったけど、好きに入っていい田んぼがあったので、どこの子もその田んぼに入って泥遊びしてました。

オタマジャクシやカエルを捕まえたり。

泥の感触も面白いので、子どもは楽しがってました。

 

子ども用の種目は宝さがし。

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宝さがしは、どろの中にカプセルが埋められているのでそれを見つけるゲームです。

制限時間もないので、遊びながら探せばいいのですが、これがなかなか見つからない。

 

どろどろすぎて全く水の中が見えない。

石とかいろんなのがあるから、どれがカプセルなのか分からない。

大人が手伝っても難しい。

そんな感じでした。

 

設備

設備ってほどでもないけど、遊んだ後はどろどろになるので、シャワーが用意されてます。

でも、普通のシャワーを想像しちゃだめです。

 

田んぼ用の用水路から引いた水がパイプの穴から水が出るスタイル。

もちろん仕切りなんてない。

用水路の水だから惜しみなくジャージャー出してくれますが。

 

服の上からシャワーを浴びて泥を落とす程度です。

ほとんどの参加者が水着にTシャツみたいな格好でした。

 

6月の始めあたりに開催されるので気温は暖かかったと思います。

シャワーもそんなに冷たくなかったと思います。

 

あとはテントがあって、軽食が売ってます。

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完売になっているお店もあったので、念のためお昼は準備しておいた方がいいかもしれません。

コンビニまで遠かったと思います。

 

絶滅危惧種との出会い

うちの男子は、泥リンピック中は田んぼの中で、お昼には田んぼの畦(あぜ)や水路で虫探しに没頭。

色々見つけたけど、一番びっくりしたのがタガメ

 

絶滅危惧種なんです。

親である私だって見るのは初めて。

もちろんうちの子も。

 

でも、うちの男子は見つけた瞬間から

 

タガメ

って、すぐに分かるんです。

 

子どもの頃から愛読書は虫図鑑。

 

好きな虫は図鑑の解説まで暗記してました。

実はタガメって毒虫なんです。

 

お尻にとげがあって、それが毒なんです。

とげから獲物に毒を入れてどろどろに溶かして飲むんです。

絶滅危惧種だからなかなか出会うこともないですが、出会ったときには要注意です。

 

捕まえたタガメがこちら。

お尻のとげも少し見えるかな?

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タガメ

結構大きな昆虫で、カブトムシ位かな?

水の中で暮らしてます。

キレイな水でしか生きれません。

 

捕まえたタガメをバケツに入れてたら、他の子どもたちも見に来る、見に来る。

 

おじいさんたちも

「今でもまだいるんだな~」

って、関心して見に来てました。

 

あとは、シマゲンゴロウも見つけました。

てんとう虫くらいの水生昆虫です。

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シマゲンゴロウ

この子たちがいるってことは、きれいな水って証拠です。
いい環境なんですね。

 

どちらも、少し観察して記念撮影した後自然に戻しました。

貴重な出会いをありがとう!

 

持ち物

競技に参加するなら水着がいいと思います。

その上にTシャツやラッシュガードを着る。

 

子どもは着替えがあるといいかな。

タオルも。

水泳の時の大きなタオルがあると着替えが出来て便利です。

 

結構日差しが強いので日焼け止め対策も必要です。

帽子・水筒も。

 

泥の中は見えないので、石でケガをすることがあります。

サンダルを履いていくといいです。

 

ただ、泥にサンダルを持って行かれるので、足首にベルトがあるものとか、ウォーターシューズのようにすっぽり履けるものがいいのかも。

靴下をはくだけでもケガ防止になります。

 

泥が跳ねると思ったのでゴーグルも完備していったのですが、泥はねはそれ程なかったです。

 

競技はお昼前あたりで終わりですが、お腹は空くと思います。

お昼の用意や、軽食を買えるだけのお金は用意しておくといいと思います。

 

もし、虫やカエルなど好きならバケツは必須です。

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虫かごでもいいんですが、結構水の生き物が獲れるので、水を入れられるタイプの虫かごがいいです。

 

網はなくてもいいかもしれません。

泥過ぎて見えない。持ち上げられないかも。

実際うちの子も素手で捕まえました。

 

タガメは、バケツをかぶせて獲ったのかな?

私が気づいた時には既に捕獲していたので、現場は見れませんでした。 

 

まとめ

田んぼに入れる機会ってなかなかないと思います。

泥って不思議な感触で、ぜひたくさんの子どもに体験してほしい。

そこで絶滅危惧種に会えたら、好きな子にとっては一生の思い出。

嫌いな子はトラウマ??

 

こんな貴重な体験が遊びながらできるこちらの泥リンピック。

すごい素敵だと思います。

 

もしかすると今年の開催は難しいかもしれませんが、
ぜひこれからも続けてもらいたい。

たくさんの方に参加してもらいたい。

 

コロナが落ち着いたら、また参加したいな。