まさかの貸し切りキャンプ!? in長船
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長船(おさふね)にあるキャンプ場。
去年の秋と先週末のキャンプでお世話になりました。
去年はたくさんのキャンパーがいたのに、今年はまさか貸し切り。
キャンプ利用者は我が家だけ。
貸し切りの響きに初めは大喜び!
でも日が沈むにつれてドキドキのキャンプになりました。
貸し切りの経緯
貸し切った訳ではありません。
結果的に貸し切りになってしまいました。
キャンプに行ったのは先週の土日。
予定が変わって、急遽キャンプに行くことに。
出発2日前のことです。
早速予約の電話を入れると、
「いつがいいですか?いつでも大丈夫ですよ。」
との返事。
どうやらコロナの影響で今年は利用者が少ないようです。
猛暑の影響もあるのかな?
デイキャンプの利用はそこそこあるみたいですが、泊まりになるとあまり来ていないようでした。
2日前の予約でも「空いてますよ。大丈夫です。」って言ってもらえました。
夏休みのキャンプ場はどこもいっぱいだと思っていたから、その時はラッキー!って思ったんです。
でも、当日行ってみると、なんとその日の宿泊予定は私たちだけ。
夕方まではデイキャンプの家族が何人かいましたが、利用時間が終わるとぞろぞろと帰って行ってしまいました。
管理の方も5時で終わり。
翌朝8時にまた来てくれるそうです。
管理の方が不在の間、何かあれば市役所に直接連絡するように言われました。
他の利用者も管理者もいないキャンプ場に残された私たち。
あっ!
無人島の話はこちらを見てくださいね。
こうして貸し切りキャンプが始まりました。
キャンプ場
今回お世話になったのはこちら。
岡山市内の自宅から車で1時間ほど。
近すぎず遠すぎず、ちょうどよい距離です。
キャンプ場の近くにホームセンターがあるので、行き道で必要なものや用意し忘れたものを買えるのも嬉しい。
キャンプ場では以前はキャンプ用品の貸し出しもしていましたが、今はコロナの影響で貸し出しはしていないそうです。
他にも一部の施設は利用できなかったりするようなので、予約時に確認してみてください。
キャンプのスタイル
こちらのキャンプ場ではデイキャンプも出来ます。
泊まりはキャンプサイトかバンガローです。
今回我が家はキャンプサイトをお借りしました。
市が管理しているキャンプ場のようで、価格はとても良心的です。
設備
こちらの入り口から入っていくと駐車場につきます。
駐車場横の受付でチャックインを済ませて、レンタル用品を借ります。
テントにシュラフ、テーブルにチェア、ランタンや飯盒など、キャンプに必要なものは一通りレンタルできました。
(コロナ期間中は一部レンタルはしていないようです。)
受付の隣の建物はシャワー室、トイレになっています。
ビジターセンターという施設もありましたが、これは林間学校や子供会など団体で利用する施設だと思います。
オートキャンプ場ではないので、車はキャンプ場に横づけできません。
車からキャンプサイトまで自分たちで荷物を運びます。
荷物が多い場合は受付でリアカーを貸してもらえるので、これを利用すると楽です。
リアカーは今の時代ではめずらしいので、子どもにも人気です。
受付からキャンプ場に進んでいくと、長いローラー滑り台が出てきます。
うちの子は気に入って何度も滑っていたのですが、帰る頃におしりを痛がりました。
どうやら滑り過ぎて皮がむけてしまったみたい。
滑り過ぎは注意です。
このあたりはオニヤンマがよく飛んでました。
もう少し進むとイベント用のステージがあります。
その前は広場になっていて、観客席になるのかな?
イベントがない時はただの広場です。
その隣はバーベキュー広場。
さらにその隣には子ども用の遊具がある広場になっています。
かぶとむしのデザインの滑り台がとてもかわいい。
遊具は他にも色々ありました。
写真には入りきらなかったのですが、他にもシーソーやロープのアスレチックもありました。
ちなみに、この広場にあるトイレがキャンプ場の中で一番キレイでした。
他もきれいだったけど、どうしても虫が入っちゃう。
ここのトレイはドアがあるので、他よりきれいでちょっと広めでした。
この広場の向かいは宿泊用のバンガローです。
ここを過ぎるとキャンプサイトにつきます。
この道を進んでいくと、
キャンプサイトの番号が出てくるので、受付時に伝えられた番号を探します。
こんな感じです。
そこを入っていくと到着です。
四角の枠の上にテントを張ります。
U字溝が隣にあるので、テントのすぐ横でBBQが楽しめます。
炊事棟は別にあるのですが、キャンプサイトの場所によっては少し遠いです。
なのでテント隣のU字溝で簡単に火起こしできるのは嬉しい。
地面が固いのでマットなどクッション性のあるものを用意しておくといいと思います。
我が家はレジャーシートと毛布を敷いた上に寝袋を敷きました。
このくらい敷くと痛くないです。
キャンプサイトを奥に進んでいくとトイレ棟と炊事棟が出てきます。
炊事棟が一番奥です。
かまどはこんな感じ。
洗い場と食べるところはこんな感じ。
その先は行き止まりです。
過ごし方
キャンプ場のふもとに川があります。
ため池から流れているのかな?
こちらで魚やザリガニを捕まえて遊びました。
すぐ隣の木に栗が実ってました。
まだ栗拾いには早いけど、小さな栗がちらほら落ちてました。
なんとか開いて小さい栗をゲット。
これはまだ食べられないな~
秋には立派な栗になっているといいな。
もう少し下って行くと、ちょろちょろの川になります。
このあたりは浅かったので、川に入って遊びました。
水はちょっとぬるい感じ。
もう少し冷たかったらもっと気持ちよかったんだけどな。
この川もキャンプ場も芝生が広がっていて、バッタやキリギリスなどのいろんな昆虫がいました。
セミもたくさん鳴いていました。
自宅近くではクマゼミばかりなのですが、こちらのキャンプ場はアブラゼミとツクツクボウシがほとんどでした。
たまにニイニイゼミとミンミンゼミ。
そしてすごーいたまにヒグラシとクマゼミ。
いつも通り、このあたりの昆虫も捕まえて遊びました。
キャンプサイトでは子どもと一緒に火起こしをしました。
炭を積んだり、落ち葉や枝を拾って火に入れたり。
やけどと火事に気を付けながら、普段できない体験を楽しんでました。
ちなみにテント張りも子どもと一緒にしたかったのですが、これは全く興味を示さず虫を追いかけて遊びに行ってしまったので大人だけ(笑)
夜には星がキレイにみえました。
貸し切りで周りにあまり明かりがなかったからかな?
星空全部が天の川?って思うくらいたくさん見れました。
写真を撮りたかったのですが、私のスマホでは星は写りませんでした。
お見せ出来なくて本当に残念。
翌朝はチェックアウトの時間までキャンプ場の遊具で遊びました。
散歩道があったのでそこも探検してみたかったのですが、やりたいことが多すぎて今回はできませんでした。
次回のお楽しみにしておきます。
出会った生き物
生き物と触れ合うのが大好きな子どもたち。
キャンプ場ではたくさんの生き物に出会えました。
中にはかなりレアなものも!
川では魚がたくさん取れました。
見つけたのはこちらの2種類。
両方とも外来種です。
小さなブラックバスがたくさん獲れたので、たぶん繁殖しているんだろうな。
オタマジャクシもいました。
この子たちもたくさん獲れました。
左のオタマジャクシはまだ完全なオタマジャクシ。
真ん中のは小さな後ろ足が生えているのが見えるかな?
右のは足が生えきって、あとはしっぽがなくなるのを待つだけのオタマジャクシ。
足が4本生えたウシガエルのオタマジャクシは、見た目がオオサンショウウオみたいでかわいい。
小さい恐竜にも見える。
オタマジャクシは水の中にいるとこんな感じでとても見つけにくいです。
真ん中にいるのですが、見えるでしょうか?
この子は泥の中に潜って隠れるみたいなので、探す時は隠れたときにできた泥のモクモクを探すといいみたいです。
こんなの。
このモクモクのあたりをすくってみるとオタマジャクシが獲れるそうです。
(うちの男子談)
そして残念ながら、この子たちも外来種です。
ザリガニも獲れました。
真っ赤なこの子はアメリカザリガニ。
やはり外来種です。
ブルーギルもブラックバスも、ウシガエルもアメリカザリガニも、
在来種を食べてしまうどう猛な外来種。
自然豊かなこちらの環境でさえも外来種が繁殖して在来種には出会えませんでした。
外来種が繁殖する前は、どんな生き物がいたんだろう??
川の近くの芝生では、バッタとトンボとカエルに会いました。
キャンプ場でもいろいろな昆虫を見つけました。
セミがはいっぱいいたけど、捕れたのはアブラゼミとニイニイゼミだけ。
ニイニイゼミとアブラゼミは夜になるとランタンの光に寄ってきました。
そんな習性があるなんて知らなかった!
ツクツクボウシもよく鳴いていたけど、見つけられませんでした。
いっぱい鳴いてたんだけどな~
なんでだろう?
残念。
芝生には米粒くらいの小さなバッタがたくさんいました。
大きなバッタもいました。
オニヤンマも飛んでたけど、早くて捕まえられませんでした。
このあたりが日中見つけた生き物たち。
夕食を済ませて暗くなったころ、夜の生き物を探しに行きました。
暗いし貸し切りで私たちしかいないので、夜の散歩は日中通った道だけにしました。
知らない道は怖すぎる。
まずは明かりがついている管理棟の近くから。
壁にヤモリがくっ付いていました。
ぼやけてしまってすみません。
この子も小さい恐竜みたい。
開いた手がかわいいな。
そしてもう一つめずらしい昆虫が壁に止まっていました。
ツノトンボです。
陰で二重になって見づらいのですが、トンボのような体に角が生えています。
写真ではたくさんあるように見えますが、しっぽは1個、羽は4枚、角は2本です。
トンボによく似てるけどトンボよりウスバカゲロウに近いそうです、
道を進んでいくと、今度はめずらしい光景に出会いました。
こちらはキリギリスです。
何をしているところか分かりますか?
歩道の真ん中で止まったまま、私たちが近づいても逃げない。
不思議に思ってよーく見てみたら、しっぽの産卵管を地面に挿して産卵中でした!
こっちの方がよく見えるかな?
すごい貴重なシーン!
でも邪魔をしちゃいけないので、頑張ってね。って声をかけて道を進みました。
踏み固められてかなり固い地面でしたが、産卵管は挿せるんですね。
すごいな~。
すぐ隣は芝生で地面が柔らかいのに、なんでこんな固い地面に挿すんだろう?
なんでかな??
キリギリスは芝生のところにもたくさんいました。
キリギリスは夜行性なので日中より夜の方が見つけやすいです。
さらに道を進むと、まためずらしい昆虫が道を歩いてました。
たぶん、オサムシ。
図鑑でしか見たことなかったので確信はありませんがきっとそう。
オサムシはあまり有名な虫ではないけど、虫好きの男の子にとっては憧れの存在です。
あの有名な漫画家の手塚治虫が好きな昆虫としても知られています。
名前の「オサム」が「治」じゃなくて「治虫」なのは、「オサム」とも「オサムシ」とも読めるから、みたいです。
なるほど~
前から見るとこんな感じ。
大きさは5cmくらい。もう少し小さいかな?
小さいクワガタみたいです。
シルエットがかっこいい!
今回出会った生き物はこのくらいです。
今の時期ならツクツクボウシの羽化が見れるかな?って期待していたのですが、セミの幼虫はみつけられませんでした。
去年の秋は野ウサギにも会いました。
今回寝ている時に、茂みの方でガサガサ物音がして何かの気配を感じました。
怖くて確認できませんでしたが。
いったい何だったんだろう?
今思い出すと気になります。
ウサギだったらいいな。
持ち物
キャンプ初心者なのでたいした装備はないのですが、それでも何とか過ごせています。
いろいろ揃えたくなかったので、代用できる物は家にあるもので代用してます。
身の回り
- 帽子
- マスク
- 着替え
- 防寒着
- タオル
- 歯磨き
- 水筒
- 袋
- カメラ
- 薬(絆創膏、虫刺され、酔い止め、uvケア、トゲ抜きなど)
- ハンカチ
- ボックスティッシュ
キャンプ用品
- テント
- 寝袋
- レジャーシート×2
- 毛布
- ランタン
- ヘッドライト
食事
キャンプ飯や必要な調理器具などは長くなってしまったので別記事にしました。
虫・魚取り
- 魚取り網・虫取り網
- 虫かご
- 虫のエサ(仕掛け用)
- バケツ
補足
防寒着は全く使いませんでした。
この時期は暑すぎて、むしろ暑さ対策が必要かも。
水の消費がかなり多かったです。
予備として多めに水を持って行ったのですが全部使いました。
足らなくなってしまったのでキャンプ場の水道から頂きました。
水道水に抵抗がある方は多すぎるほど用意しておいた方がいいです。
トゲ抜きは普段持ち歩いていないのですが、今回は必要性をとても感じました。
針状の葉や栗のトゲがよく刺さりました。
念のため、用意してあるといいと思います。
テントのペグはその辺の大きな石を使って打ちました。
石でもちゃんと刺さります。
ただペグに傷がつくので、気になる方にはおすすめできないかな。
寝袋は暑すぎて必要なかったと反省。
バスタオルのような軽くかけられるもので十分かと思います。
でも、思ったより寒かったときの為念のために用意しておきたい気もします。
悩むな~
毛布はかける用ではなく敷くようです。
寝袋マットを持っていないので毛布で代用しました。
家族でゴロゴロ寝るので、一人ひとり分かれているマットより毛布1枚敷いた方が寝やすい気がします。
厚みもしっかりあったので痛くなかったです。
レジャーシートは2枚使いました。
テントの下とテントの前のくつろぎスペース用。
テーブルやチェアを持っていないので、食事はピクニックのようにレジャーシートの上で食べました。
ヘッドライトはあると便利です。
頭につけるので両手が空きます。
夜トイレに行きたいときや、虫を探す時に使いました。
ヘッドライトは普段から虫を探す時に使ったり非常用に備えています。
1つあると便利です。
カブトムシとかいるかな?
と期待して、仕掛けとしてバナナと昆虫ゼリーを用意しました。
うっかり仕掛けるのを忘れて寝てしまい、翌朝起きてから仕掛けました(笑)
アリの大群が来てくれてました。
帰宅に備える
持ち物ではありませんが、持ち物をそろえるついでにこちらも準備しておくと、帰ったときにとても楽です。
- 簡単に作れるごはん
そうめんや冷やし中華など、大して労力を必要としないごはんが作れるように準備しておくと楽です。
- 布団
帰りはクタクタです。
すぐに横になれるように、車で寝てしまった子どもを運んであげられるように、遠出のときはいつも用意しています。
- ご褒美
冷たいジュースやおやつなど。
クタクタの体にご褒美です。
これがあるのとないのとでは、帰宅後の仕事量に大きく差が出ます。
まとめ
長船のキャンプ場は岡山市内から程よい距離で良心的な価格のキャンプ場です。
近くの川で水遊びもできるし、キャンプ場では虫を取ったり広場で遊んだりできます。
運がよければ野生動物にも会えます。
テントの横で火おこしができるのでとても便利です。
BBQを楽しみながら、こどもをテントで寝かせることが出来ます。
星空もきれいです。
奇跡的に貸し切り状態になることがあります。
今なら貸し切りキャンプができるかも!?
今年は夏休みが短いけど、子どもたちのいい思い出になってるといいな。