ママ流・セミの見つけ方つかまえ方
スポンサーリンク
セミの声が聞こえてくると、
ママ、セミとって!
なんてお願いされること、ありませんか?
セミって慣れたらかわいいけど、慣れるまではあの虫らしい見た目に戸惑うママも多いのでは?
でも大丈夫です!
セミを見つけるのも取るのも、コツさえつかめば大して難しくありません。
難しくないので子どもにコツを教えて子ども自身に取らせてあげましょう。
これならママは何もする必要はありません。
セミを克服する必要もありません。
そして、子どもはセミ取りに夢中になるのでママは子どもの遊び相手になる必要もありません。
素敵!!
準備
セミ取りに出かける前に、まずは準備から。
網
セミを捕まえるには網が必要です。
手づかみでもOKですが、初めは網で捕まえる方が簡単なのであると便利です。
網は100均で購入できます。
おすすめは棒が伸びる網。
こちらは棒のところが約2倍まで伸ばせます。
2mくらいありそうな感じです。
セミは高いところにいることが多いので、長い網がおすすめ。
こちらも伸びるタイプだけど、そんなに長くはならないのでできれば上の写真のタイプがおすすめです。
このタイプのいいところは、結構小さくなるところ。
大きめのリュックなら入ります。
お出かけとか、捕れるか分からないけど一応持って行こうってときにはちょうどいい網です。
場所を取らないので保管するのも楽です。
そして網は虫取り用を用意してください。
魚取り網でも代用できますが、できれば虫取り網がやっぱりいいです。
魚取り網と虫取り網の違いは色と網の深さと水切りの良さです。
まずは色。
魚とりの網は水色が多くて、虫取り網は白いことが多いと思います。
なんででしょうね?
ごめんなさい。わかりません。
水色の方が魚から網がみえづらいのかな?
次に網の深さ。
魚とり網の方が浅いです。
川の底にピッタリになるように網の枠が丸ではなく潰れた形のものもあります。
そして水切りの良さ。
虫取り網を水に入れると、網目が細かすぎて水がなかなか通りません。
持ち上げたり水の中で動かしたりすると水が切れないのでとても重いです。
重いので早く動かせないので魚を捕まえるのが難しいです。
そして水の重みに耐えきれずすぐに壊れてしまいます。
(経験済み)
セミ取りで大事なのは網の深さです。
しっかりした深さがないと捕まえたときにセミがすぐに逃げて行ってしまいます。
カゴ
捕まえた後、カゴに入れておきたいならカゴも用意してください。
虫かごは、定番のこの形がおすすめです。
100均で購入できます。
軽いし割れにくいし、虫にも負担が少ないように思います。
虫かごはこちらのタイプもありますが、セミ取りのおともにはあまりおすすめしません。
こちらは家庭で虫を飼う時向きです。
こちらの虫かごを持ってセミ取りに行くと、虫かごが割れてしまうことがあります。
足場がツルツルなので虫がひっくり返って起き上がれずにもがいていることがあります。
空気が通りにくいので中が熱くなって虫が弱ってしまうことがあります。
こちらのケースをセミ取りに持って行くときは、セミを入れるのは短時間にしてあげてください。
その他
UV対策、虫刺され対策、熱中症対策も忘れずに。
水筒をしっかり持たせてあげてください。
帽子は麦わら帽子がおすすめです。
準備ができたら出発です!
見つけ方
いつもセミが鳴いている木を見てみてください。
時間帯によっては全く鳴いていない時もありますが、セミはちゃんといます。
セミを探す時は、木のサイド(輪郭)のあたりを見てください。
雑ですが、下の写真の水色のラインのあたりです。
木の周りをクルクル回りながらこの縁を探して見てください。
枝や幹の真ん中に止まっているセミは見つけにくいのですが、横から見ると見つけやすくなります。
木の縁がボコッとしていれば、それはセミかもしれません。
木のコブってこともありますが。
実はここにもセミがいるのですが、ここのように幹の真ん中に止まっているセミより、縁にいるセミの方が見つけやすくないですか?
何の印もしていない一番最初の写真と見比べてみてください。
木の真ん中に止まっているセミより縁のセミの方が見つけやすいと思った方は、是非この方法で探して見てください。
この次に見つけやすいのが、鳴いているセミを見つける方法です。
セミの鳴き声を頼りに探します。
でも、鳴き声はすぐ近くなのにセミが見当たらない。
こんなこともよくあります。
鳴き声の近くまで来たら、視界の中を小刻みに動いているモノを探して見てください。
セミは鳴くときにおしりをフリフリします。
鳴き声とおしりフリフリを探して見てください。
見つかるかもしれません。
つかまえ方
セミを見つけたら今度は捕獲です。
網で取るだけ、手で捕まえるだけです。
子どもは放っておいても自分で捕まえ方を見つけてどんどん取れるようになるのですが、
ママ、取って!
って言われた時のために、取り方のコツも書かせてください。
まずはゆっくりセミに近づきます。
網もゆっくり動かしてください。
そしてセミの背後から網をかぶせます。
この時セミは動かず、木にくっついたままだと思います。
そしてその網を上から下、もしくは横にゆっくりスライドさせます。
網の針金の部分でセミをやさしく突っつく感じです。
そうするとセミがぽろっと落ちて網の中に入ります。
そのあとは網からセミが逃げないように網の柄を半回転ほどさせて網の口を閉じます。
こんな感じです。
取り出し方
セミを捕まえたら、今度は網から出します。
網の中に手を入れて取り出します。
卵を持つような感じで手を丸くしてセミを手に乗せて取ります。
この時、手を入れたところからセミが逃げやすいので注意です。
逃げそうな時は、網の口を下にして地面にくっつけて出口をふさいで、網の上からセミを捕まえます。
そしてセミを押さえたまま、網の口を少し開けて、少しずつセミを網から出していきます。
セミを持つときは頭の下の胴の横あたりを持ちます。
網の上から胴の下あたりを押さえて、網をめくって頭から胴の上あたりまで出してそこを押さえる。
そして網を全部はずす。
という手順です。
セミの足はかぎ爪のようになっていて、トゲもあります。
手や腕の上をはらせると引っかかって痛いです。
セミと網から出す際、足が網に引っかかって取り出しにくい時があります。
そんな時は無理に引っ張らないで大丈夫です。
片手でセミを押さえながら、もう片方の手をセミの前に出すとセミが歩いて手の上に乗ってくれます。手に乗せてから取ってください。
そして虫かごに入れて観察してください。
虫かごに入れるときは、大きさに関わらず1~2匹がいいです。
1匹だとカゴに入れられた直後はバタバタしますが、すぐに止まります。
2匹以上いるとセミがカゴの中で飛び回ってなかなか止まりません。
そして羽がボロボロになって、傷みがひどいと飛べなくなってしまします。
カゴに入れるときは少なめに、短時間で、を気を付けてあげると、逃がした時にセミは元気に飛んでいけると思います。
渡し方
セミを持っていると、
私も持ってみたい!
って子どもが寄ってきます。
渡し方は、網から出す時のように、セミの足を一度地面などにつけて押さえてから、胴の上半分もしくは下半分を持って渡してあげてください。
下半分を持って渡した方が、受け取る側は楽かもしれません。
そして受け取る側が上半分を持ってから、手を放してください。
時間帯
いつでもいいんですが、おすすめは11時ころと、昼過ぎあたりです。
岡山だからかもしれませんが、このあたりの時間帯はセミが鳴いていません。
朝6時ころから鳴きだして10時くらいまで鳴いてます。
そのあとぱったりと鳴きやみます。
12時ころに少し鳴いて、また鳴かなくなります。
そして夕方にまた鳴きます。
この鳴いていな時間が私的にベスト!
鳴いているときは、木の上の方にいることが多くて見つけにくし、見つけたところで届きません。
でも、鳴いていないお昼前後の時間帯。
セミは休憩しているんでしょうか?
木の下の方にいることが多く、樹液を飲みながらくつろいでいます。
左右の前足の間にある口(細い管)を木にさしているのが分かるでしょうか?
この時セミの動きは鈍いので捕まえやすいです。
手づかみでもいけます。
セミを持つときのようにサイドを持って捕まえます。
注意点
セミを取ろうとしても、網を振ったとたん逃げられてしまうこともあります。
セミは逃げるときに、高確率でおしっこをしていきます。
私も何度もかけられました。
これをどう受け取るかが問題です。
おしっこと思うか、樹液しか飲まない昆虫なので樹液のろ過液と思うか。
抵抗がある方は、離れていた方がいいです。
番外編・子ども流セミの見つか方つかまえ方
虫博士のうちの男子に聞いてみました。
どうやってセミをみつけるの?
見たらいる。
どうやってつかまえるの?
えーと、こうかこう。
と言って網を振る。
全く参考になりません。
上手い人は教え方がうまいとは限らないってこのことですね。
まとめ
セミ取りには伸縮式の虫取り網とツルツルじゃない虫かごを持って行ってください。
帽子と水筒も忘れずに。
止まっているセミならゆっくり動いても取れます。
狙い目はセミが鳴いていない時間帯。
管を木にさしていれば、さらにいいです。
持つときはセミの脇を押さえてください。
羽は弱いので傷めないように注意してください。