子どもと岡山と

岡山に来て経験したこと。誰かの役に立ったらいいな。

5年生理科・発芽の条件 家で実験してみた結果

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GWが明けました。

それでもまだ学校は臨時休校。

 

学校に行けない間も、こつこつと家庭学習を進めています。

 

本来なら学校で観察するはずだった発芽の実験も、我が家の家庭菜園に混じって地味に進行中。

 

我が家では家庭菜園に必要なものがそろっていたので、幸い実験することができました。

でも、実験ができないご家庭もあるのでは??

 

我が家での実験を公開してしてみたらどうかな?

そんな思いで今日は書いてます。

 

 

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経緯

5年生の理科の教科書に、発芽の条件を調べる実験が載っています。

教科書ではいんげんまめの種子を使って実験しているので、それと同じように進めるつもりが…

 

実験内容

種子の発芽の条件を調べる。

 

実験に用いた種子

いんげんまめ

 たまに、トウモロコシ。

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左:いんげん豆 右:トウモロコシ

 

教科書ではいんげん豆を使っていたので教科書に合わせました。

トウモロコシは食べたかったので、少しだけ一緒に実験に参加しました。

 

トウモロコシが参加した実験は空気の実験だけ。

なんとなく一番発芽しそうな実験に参加させました。

 

種は両方とも赤く色が付けられています。

これは種の消毒処理によるもの。

種を病気から守ったり、畑に病気を持ち込まないようにするためのようです。

 

あとは、食用にしないため。

いんげん豆なんて、このまま水に浸けたら食べられそう。

食用じゃなくて園芸用ですよ!
ってわかるように、時には毒々しい色が種には塗られています。

 

予想

発芽に必要な条件(予想)は水と時期(気温)かな??

 

初めに思いついたのがこの2つ。

でも実験の準備を進めるうちに、いろいろ思いついたのでどんどん増えました。

 

計画

予想を立証するためにどのような実験内容にしたらよいか考えました。

 

水を上げる種と上げない種を観察する。

 

時期

子どもが考えた種まきに適切な時期は秋。

自然界で自然と種が出来て土の上に落ちるのが秋だからという予測。

秋にまいた種、冬にまいた種で比べたいって言ってました。

でも、残念ながら秋まで待てないので却下。

 

その代わり、普通の気温で育てる種と冷蔵庫で育てる種を比較することに。

でも、冷蔵庫にそんな余裕はなかったので結局これも却下。

 

ということで、今回は時期や気温に関する条件の実験はしてません。

ごめんなさい。

ここは教科書を見ちゃってください。(笑)

 

予想ではこの2つしか書かなかったけど、準備しているうちに楽しくなっていろいろ試したのでそちらも紹介させてください。

 

空気

これはちょっと教科書を見ちゃいました。

教科書通り、たっぷりの水に種を沈めて空気に触れさせない種と、半分だけ水に沈めた種。

ここでは土は使わず、両方とも脱脂綿の上に種を置きました。

 

栄養

肥料が混ざった家庭菜園用の土と、公園の砂場の土。

なぜ砂場の土なのかっていうと、栄養が無さそうだから。

ただのイメージです。

実験したあとは土はまた砂場に戻すので少しの間だけ貸してください!

お願い!!

 

日に当てて育てる種と、箱の中で日に当てずに育てる種。

日に当てないように発砲スチロールの箱の中に入れて、その上から段ボールをかぶせました。

 

土の中に入れた種と脱脂綿の上に置いた種。

 

根っこのスペース

種を容器の一番下に置いたら根っこは上に行くのかな?

そう考えてやってみた実験。

浅く植えた種と、容器の一番下に植えた種。

 

実験・観察

種を植えたのは4月28日。

天気も気温も良かったと思います。

GW中に観察できるようにこの日から開始しました。

 

同じ写真が何度か出てきますが、わかりやすいように比較対象として載せてます。

 

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左:水あり 右:水なし

水ありの種は発芽しました。

〇の中に発芽した芽があるんだけど、見えるかな?

 

水なしの種の方は発芽しませんでした。

掘ってみると、植える前の種の形そのままでした。

 

空気

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左:空気あり 右:空気なし

左側がいんげん豆、右側がトウモロコシです。

 空気あり(種を半分だけ水に沈めた状態)では、発芽しました。

発芽した後、さらに伸びて根っこのようなものまで出てきてます。

 

空気なし(水に沈めた状態)の条件では、どちらの種の発芽しませんでした。

10日ほど待ちましたが、結局発芽はしませんでした。

 

栄養

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左:野菜の土 右:砂場の土

砂場の土に植えた種からは発芽しませんでした。

掘ってみると、植える前の種の形そのまま。

こちらも10日たっても発芽しませんでした。

 

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左:光あり 右:光なし

光なし(発泡スチロールの箱の中)の種が一番初めに発芽しました。

その翌日、光ありの種も発芽しました。

 

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左:土の中 右:脱脂綿の上

土があってもなくても、種は発芽しました。

 

根っこのスペース

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左:浅く植えた種 右:容器の一番下に植えた種

容器の底に植える種は、根っこの様子が見えるように透明の容器で育てました。

下や横からも見えるように、種は一番下の端っこに置きました。

 

横から見た様子がこちら。

残念ながら、芽も根っこも見えません。

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容器の底に植えた種を横から見たところ

なんとなく、この子には頑張って欲しいので掘らずに様子を見ています。

結果

発芽した種は〇、その下に発芽日(発芽にかかった日にち)を載せました。

残念ながら10日待っても発芽しなかった種は×で書いてます。

 

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考察

お好きに考えてもらえたらと思います。

今回実験に使ったいんげん豆自体の発芽率は80%以上です。

各条件1粒ずつしか使ってないので、個体差の影響もあると思います。

それを考察するのも楽しいと思います。

 

まとめ

今回のテーマは発芽の条件。

教科書で出てくる条件は3つでした。

でも、子ども考えたらいろんな条件を試したくなりました。

 

家庭でするからこそ融通が利くところもあると思います。

よかったらいろいろ条件を変えて試してみください。

 

ちなみに今日の様子はこちら。

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もし今後芽が新しく出てきたら追記でお知らせいたします。