公立幼稚園が良すぎです!
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うちの子たちは公立の幼稚園に通いました。
もう卒園しましたが、とても良いところでした。
公立幼稚園は園舎があまり新しくありません。
制服はジャージです。
英才教育はありません。
これらを求める方にはおススメはできません。
私が重視したのは、子どもが元気でいることと楽しんでいることです。
幼稚園の基本情報
制服
制服があります。動きやすい素材のジャージです。
洗濯も楽です。すぐに乾きます。
可愛さは求められません。
登園・降園も、保育時間もずっとジャージです。
保育時間
平日の8時50分から14時まで。水曜日だけは11時40分までです。
土日祝日は休みです。
朝は20分前から登園可能です。お迎えは5分前には到着するようにします。
送迎バスはありません。
長期休みの2週間ほど前から平日全て午前保育です。
4月も子どもたちが慣れるまでしばらく午前保育です。
お弁当
給食はありません。水曜日以外は毎日お弁当を持たせます。
おやつは基本的にありません。誕生会とイベントの時にはおやつが出ます。
保育年齢
2年保育です。
年長(5歳から6歳)と年少(4歳から5歳)のみです。
資材
子どもたちが園で工作する際の資材は、家庭からの牛乳パックなどのリサイクルだったり、落ち葉などの自然物が多いです。
良かったところ
先生がいい
これは先生個人の問題なので、一概には言えませんが。
私の子供が通っている間の先生たちは全員よい先生ばかりでした。
本当に、先生方には恵まれました。
第一に、園長先生がとてもよい方でした。
毎朝子どもたちが登園してくる20分間、園の門で子供たちの登園を見守ってくれていました。
雨の日も、寒い日も。
出張などでいらっしゃらない時もありましたが、ほとんど毎日門のところで園児と保護者に挨拶をして園に迎えてくれました。
私が子供の頃、園長先生と遊んでもらったことはありませんでした。というより、園長先生が誰なのかわかりませんでした。子供と園長先生の接点がありませんでした。
でも、子供たちの幼稚園は違います。子供たちはしっかり園長先生を知っています。
誕生日を迎えた子はお誕生会で園長先生におんぶしてもらってました。
園長先生は子供ひとりひとりの名前をしっかり知っています。
保護者が誰なのかも分かっています。ママだけじゃなく、パパやおばあちゃんまで知っています。
こんな園長先生だからでしょうか。どの先生も園児の全員の名前を知っています。
担任になった子だけではなく、年長児年少児全てです。
名前を覚えるのが得意な先生は、園児の妹(未就園児です)の名前と誕生日まで憶えてました。
どの先生も園児全員を知っていて、いつも笑顔で迎えてくれます。
本当にいつ見ても笑顔です。見習わないと。
どの組に行っても笑顔で迎え入れてくれるので、子供たちは自分の組で遊ばないといけないという考えはなく、組を超えて遊ぶことも多かったです。
子どもとよくハグしてくれて、みんな先生が大好きです。
学校との連携がすごい
公立幼稚園なので、ほとんどの子が同じ小学校に行きます。
すでに兄弟が学校に通っている園児もいます。
その小学校との連携がとてもよくできています。
年長さんは1年の間に何度か保育時間に学校に行くことがあります。
小学校になれるためです。
全部は覚えていないのですが、夏は3回ほど学校のプールに行きました。うちの子が通っていた幼稚園のプールは組み立て式の簡易プールだったので、学校の広いプールに行くのが楽しみだったようです。
あとは1年生が年長さんと遊んでくれるイベントがありました。「秋と遊ぼう」という企画で、子どもたちが集めたドングリやまつぼっくり、落ち葉などで、一緒に工作して遊びました。
小学校の学園祭のようなイベントに招待してもらったり、学習発表会の予行を見せてもらったりもしました。
とても助かったのが学校の参観日の延長保育です。
学校の参観日がある日は、希望すれば参観が終わるまで幼稚園で園児を預かってもらえます。
さらに下の子(未就園児)は無理ですが、それでもとても助かるシステムです。
他には、学校の下校時間や園の降園時間の変更がある時は、幼稚園のお迎えで保護者が留守にして小学生の兄弟が家に帰れない、ということがないように、時間帯がうまく工夫されてました。
飼育や栽培の経験が豊富
年少は各自の鉢で野菜や花を育てていました。
園に畑があり、年長になると園児が自分で選んだ野菜を育てていました。育てた野菜は自分で収獲して持ち帰ります。園で豚汁を作って食べたりもしました。
地域の方とJAのご協力で、田植え・稲刈り体験もしました。
子どもたちが園庭で見つけた昆虫を虫かごで飼ったりもしてました。ダンゴムシだったり、謎のイモムシとか。何になるのか楽しみにしてました。
ザリガニや金魚、カブトムシなどもいました。
飼育小屋ではウサギと鳥がいました。カメもいました。
年長はウサギの世話係が回ってきます。エサ当番になると家庭で出たキャベツの外葉やニンジンの皮などをもってきてエサをあげます。フンの片付けもあります。
保育中の様子がわかる
保護者が参加する行事がちょくちょくあるので子どもの園での様子がわかります。
毎日降園時に、クラスごとに分かれ数分ですが担任の先生からその日の子どもたちがしたこと、様子が伝えられます。
気になることはもちろん個別でも聞けます。
保護者や地域の方の接点が多い
1学期に1回程度だったと思います。
保護者が先生になって幼稚園で子供たちと遊べる日があります。もちろん、普段の先生たちも一緒にいてくれます。
保護者は希望者だけです。2時間程度の枠があり、途中で帰っても、最後までいても良いシステムでした。少しでも子どもと触れ合える時間を大切にしてくれていました。
女性の先生が多かったので、参加してくれたパパさんたちは人気者でした。
地域の方と触れ合える行事もあります。
餅つきや田植え・稲刈り、昔遊び、茶道を教えていただいたりしました。
自分たちが登校園で通る道を通る車のドライバーに直接「安全運転してね」の手紙を渡して、交通安全を呼び掛けたりもしてました。
誕生日
誕生日の子は、朝登園するとすぐに胸にリボンをつけてもらいます。これで見た人に誕生日なんだって知ってもらえます。その日1日人気者です。
誕生会では全園児におやつが出ます。普段スーパーで買うようなお菓子ではなく、地域のお店のおやつがでました。
季節の行事
普段はおやつは出ないのですが、行事に合わせたおやつを食べます。お月見団子や節分の豆とかです。
もちつきなど季節の行事を園児に体験させてくれました。
十五夜の時は、月の満ち欠けの流れがわかるカレンダーを家庭に配ってくれて、満月の日だけでなくその前後の様子も観察できるように配慮してくれてました。
スーパームーンって知ってますか?これも、子どもが幼稚園で教えてもらったのを私に教えてくれました。
今月のうたがある
さりげなく今月の月の歌が流れています。自然と子供も保護者も覚えてしまいます。
保育時間に歌うし、家庭用に歌詞と主旋律の楽譜がプリントで配られるので、家でも歌えます。
他にも、たくさんのことをしてもらいました。こどももたくさんのことを学びました。
まとめ
園によって様々ですが、うちの子どもたちが通った幼稚園はとても良い園でした。
卒園した後も娘は何度も通ってます。娘を見つけると担任だった先生はすぐにギューってしてくれます。今でも大好きです。
卒園して3年たったうちの息子が、ばったり地域のお祭りで元担任の先生と園長先生にお会いした時も、すぐに名前を呼んでくれました。今何年生になったのかも覚えていて
くれました。
残念ながら、園長先生は娘が卒園した年に退任されました。
ほとんどの先生が他の幼稚園に異動されました。
来年度からは園舎が新しくなり、こども園にかわります。
今までうちの子どもたちが経験したことが今後も続くかはわかりませんが、これからもよい園でありますように。