ママ視点でまとめた自転車の法律
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自転車は子どもでも加害者にもなりうる危険な乗り物。
すでに自転車を持っている子も、これからデビューする子も、そして保護者の方も。
一度確認してほしい内容です。
自転車運転のきほん
1.自転車は車道が原則
2.車道では左側を走行
3.歩道を走る場合は歩行者優先・車道寄りを徐行
4.安全ルールを守る
- 飲酒運転・二人乗り・並進の禁止
- 夜間はライト点灯
- 交差点での信号尊守・一時停止・安全確認
- 携帯電話・傘さし運転の禁止
5.子どもはヘルメットを着用
子どもが自分で自転車に乗るとき
公道を走っていい年齢
調べてみたのですが、
この年齢からいいですよ~
っていうのは見つかりませんでした。
つまり自転車に乗れるなら
何歳からでも公道を走っていい
ということになります。
ただ、子どもが幼稚園に通っていたころ
幼稚園児が公道を自転車で走行することは禁止されています
と書いてあるプリントを長期休暇前にはいつももらいました。
岡山だけかもしれませんが、一つの目安になるかと思います。
ヘルメットの着用
13歳未満の子どもはヘルメットの着用が必要です。
努力義務なので罰則もありませんが。
ただ、自分の子どもを守るためなので親から見れば必須ですよね。
知らなかったのですが、ヘルメットって劣化するので3~5年で買い替えが必要らしいです。サイズも変わるし。
うちの子のヘルメットは、まだ頭が入るのでずっと使ってましたが、完全にアウトです。(笑)
まだ使えるけど、もしもの時に子どもを守れなかったら意味がないので買い替えます。
こんなのがいいな。
歩道の走行
13歳未満の子どもは自転車で歩道を走行してもOKです。
ただし、歩行者優先です。
ブレーキ・ライト・反射板・ベル
こちらは子どもだけでなく、大人が運転するときにも当てはまります。
ブレーキや反射板のない・壊れている自転車は整備不良車両です。
ライトの装備自体は義務ではないのですが、暗い中走るときは灯火が義務です。
つまり、危険でなければヘッドライトや懐中電灯などでも代用可能です。
ライトの点灯は暗い中自転車で走行するときの話なので、子どもが小さいうちはたいして関係ないかと思いますが念のため。
子どもの自転車では付いていないこともあるので注意です。
そしてベル。
むやみにリンリンするのは禁止されています。
でも、ベルがついていないのもダメなんです!
この標識があるところではリンリンしないといけません。
ベルがついていない=警笛を鳴らせない=道路標識の指示に従ってない
ってことで、ベルがないのはダメみたいです。
この標識は見通しの悪い交差点とか山道に多いです。
子どもが自転車で走るときにこんな道を通ることもないと思いますが、こちらも念のため。
大人と一緒に自転車に乗るとき
自転車の2人乗り・3人乗りは原則禁止ですが、
子どもを乗せるときは次の条件を満たせばOKです。
条件
- 運転者は16歳以上
- 子どもは6歳未満
- チャイルドシートの装着
- 子どもはヘルメット着用
岡山はおんぶはOKです。
どこの自治体でも抱っこはダメでした。
子ども1人乗せ(2人乗り)
チャイルドシートは前乗せ・後ろ乗せのどちらでもOK。
4歳未満の子どもならおんぶでもOKです。※自治体によります。
抱っこはダメです。
子ども2人乗せ(3人乗り)
前乗せ・後ろ乗せのチャイルドシートにそれぞれ1人ずつ乗せるのもOKです。
チャイルドシートを2台乗せる場合、BAAマークと幼児2人同乗基準適合車のマークがついている自転車でなければいけません。
BAAマークは自転車安全基準に適合した自転車に付けられます。
幼児2人同乗基準適合車のマークは、3人乗りでも安全に運転できるように自転車のフレームが強化してあったり、スタンドが倒れにくいようになっていたり、厳しい基準をクリアした自転車に付けられています。
チャイルドシートに1人、おんぶでもう1人の3人乗りもOKです。※自治体によります。
その他
チャイルドシートに2人、おんぶでもう1人の合計4人乗りはできません。
意外な落とし穴
子供を乗せた2人乗り・3人乗りで注意なのが、原則車道を走ることです。
車道を走るのが危険な時は歩行を走行してもいいんですが、
2人乗り(3人乗りも)なので~
っていうのは理由にならないみたいです。
13歳未満の子どもが自分で運転しているなら歩道走行OKなんですが、
子供を乗せていても運転者が大人(16歳以上)の2人・3人乗り自転車は現状では車道を走らなければいけません。
恐ろしい…
でも今、岡山では自転車が歩道を走れるように全体的に変更してるみたいです。
おまわりさんに聞きました。
生活している中ではそんな風には見えませんが。
早くそれが浸透するといいな。
違反した場合
3年以内に2回摘発されると自転車運転者講習を受けなければいけません。
講習は3時間、6000円かかります。
受講を無視すると5万円以下の罰金が科せられます。
自転車運転者講習制度がスタート!(平成27年6月1日) - 岡山県ホームページ
※自治体によって金額等多少違うみたいです。
自治体による取り組み
自転車保険
自転車保険の加入を義務化している自治体があります。
この4月から東京都も義務化するそうです。
ここ岡山は義務化はまだしていません。
自転車保険の加入義務の対象者は
その地域で自転車を利用するすべての人です。
違反者に罰則がないのが実状ですが、小学生が起こした損害賠償約9500万円の自転車事故の事例が過去にあるので、加入義務の地域の方でなくても、加入が必要だと思います。
イヤホンの禁止
イヤホンを禁止しているところ、片耳だけでもダメなところなどあります。
岡山では大音量での使用を禁止しています。
法律では直接イヤホンの使用を禁止してなくても、安全運転に支障があるものは禁止されています。
駐輪禁止
自転車はどこにでも駐輪できる便利な乗り物。
っていうイメージですが、駅前など駐輪禁止の場所があります。
岡山ではこんな感じです。
放置禁止区域並びに自転車等駐車場の位置図|岡山市|施設案内|市営駐車場・駐輪場
助成金・補助金
自治体によって自転車やヘルメットの購入に助成金・補助金を出してくれるところがあります。
上手く探せなかったので、次のサイトをそのままリンクさせていただきます。
子供乗せ対応電動自転車・普通自転車の助成金をまとめてあるサイト
ヘルメットの助成金をまとめてあるサイト
幼児や児童のヘルメット購入費と3人乗り自転車購入費の補助や助成事業って知ってる? - ESCAPE Airと自転車ライフ
6か月2000円、電動自転車なら3000円です。
ヘルメットについては岡山県の美作市と浅口市が自転車通学する中学生に対して助成金があるようです。小さい子向けは見つけられませんでした。
まとめ
安全運転を意識すれば大抵のことはあたりまえです。
「義務だからとか」、「罰則がないから」という理由で守る・守らないを決めるのではなく、
自分自身や子どもを守るために行動したいですね。